ハイボルト療法

ハイボルト療法は、リハビリやスポーツ選手のコンデション調整に使われています
ハイボルト療法は、リハビリやスポーツ選手のコンデション調整に使われています

記事監修

施術を受けられた患者さまの声

首の痛みから、背中が痛くなり、指先にマヒがでました。左手の人指指と中指の感覚がなくなり、日常生活に支障はないのですがとてもストレスでした。ハイボルト治療をうけたすぐから、マヒの感覚の範囲が狭くなり、よくなっていく実感が感動的でした。1ヶ月程でマヒがなくなり、とても良かったです。ありがとうございました。

ふくらはぎのしびれと痛み。ハイボルトで治療して頂き凄く楽になりました。ありがとうございました。今後も続けていきたいです。

ハイボルト療法とは

ハイボルト療法ハイボルト療法は、高圧電流を使用した施術法で、元々は、欧米などで怪我のリハビリテーションやスポーツ選手のコンディション調整に使われていた治療法

患部の筋肉や靭帯、神経に電気刺激を浸透させ、身体の自己修復力を高めることができます

また、神経の興奮を抑えて痛みを緩和したい場合には、神経に沿って高圧電流を流すことで、即効性のある効果が期待できます

ハイボルトで期待できる4大効果

ハイボルト療法で期待できる効果
ハイボルト療法で期待できる効果

① 痛みの軽減

ハイボルトの刺激は、1965年にロナルド・メルザックとパトリック・ウォールによって発表された疼痛理論(とうつうりろん)「ゲートコントロール説外部サイトにリンクしています」で証明された「痛みを軽減させる効果」が期待できます。刺激を伝える神経には、痛みを伝える細い神経と、触覚を伝える太い神経があります。

太い神経と細い神経に同時に刺激が入ると脳に刺激を伝える経路にある脊髄は、太い神経からの刺激を優先的に脳に伝え、細い神経からの刺激を抑制します(門を閉じます)。このことで痛みが感じにくくなり、痛みが軽減します。
足打撲皆さんも、足を机にぶつけた時に、無意識に患部をさすると思います。これが正に、ゲートコントロール説です。痛みを抑制するための行動を、人間は無意識のうちに実践しているのです。
ハイボルトの刺激は、深部にまで到達するので、痛みの原因となっている筋や靭帯、神経に直接刺激を与えることができ、ゲートコントロール説を効果的に発現させ、痛みを軽減させます

② 血行の改善(むくみの改善)

足のむくみハイボルトのミクロマッサージ効果によって、筋ポンプ作用が働き、患部の筋肉が収縮と弛緩を繰り返し、むくみの改善や血流の改善が期待できます。

※筋ポンプ作用とは、深部静脈を取り囲む筋肉が収縮、弛緩を繰り返すことで静脈を圧迫し、ポンプのように静脈血を心臓に送り出す手助けをする作用。
※静脈とは、全身の末端から血液が心臓に戻っていく際に通る血管。動脈は、心臓の力で全身に血液を送り出しますが、静脈には血液を運ぶ力はほとんどなく、筋肉のポンプ作用によって、血液を心臓に返します。静脈には、逆流を防ぐ弁が付いています。この弁が壊れると、立った時に足の方に血液が逆流してしまい、下肢静脈瘤が発症します。

③ 自律神経を整える

自律神経血行の改善や筋肉の弛緩、自律神経と密接な関係にある背骨付近や頸部に電気刺激をすることで、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。

自律神経は、その名の通り、自分が意図しなくとも勝手に調整してくれる「自律」した神経です。自律神経には、交感神経と副交感神経が存在します。

交感神経は、戦闘モードの時に働く神経で、仕事中や激しいスポーツなど日々の生活の中で活発に働いています。交感神経が優位な状態では、心拍数が増加し、血圧も上昇し、内臓の働きを抑制し筋肉は緊張します。

副交感神経は、回復モードの時に働く神経で、就寝中やリラックスしている時に活発に働きます。副交感神経が優位な状態が続くと、心拍数が低下し、血圧が下がり、内臓が活発に働き、筋肉は弛緩します。
現代のストレス社会では、どうしても交感神経の働きが優位な状態が続いてしまい、自立神経のバランスが乱れやすくなっています。

ハイボルトの血行改善・筋肉の弛緩効果、深部への電気刺激効果によって、自律神経を整える効果が期待できます。

④ 筋力トレーニング

筋力トレーニング深部への電気刺激によって、筋力トレーニング効果が期待できます

筋肉は、体の表面に存在するアウターマッスルと体の深部に存在するインナーマッスルに大別できます。アウターマッスルは、体を動かす際に主要な働きをする筋肉です。インナーマッスルは、関節を安定させたり、関節の動きを制御したり、体幹の保持の際に主要な働きをする筋肉です。

普通の筋トレでは、体の表面にあるアウターマッスルが収縮してしまい、インナーマッスルを鍛えることは難しいといわれております。

筋肉は、神経から送られてくる電気刺激によって収縮するので、ハイボルトの深部への電気刺激によってインナーマッスルを収縮させ、効果的に鍛えることができます。

怪我などで弱ってしまったインナーマッスルをハイボルトで効率的に鍛えることで、関節を安定させることができ、痛みの軽減やスポーツへの早期復帰が期待できます

ハイボルトをお勧めする5つの症状と施術内容

ハイボルト療法におすすめの症状
ハイボルト療法におすすめの症状

① ぎっくり腰

ぎっくり腰急激に起こる腰痛の代表は、疲労の蓄積で発症するぎっくり腰

何らかの違和感や凝り感が続いた後に「くしゃみをした」「下の物を拾おうとかがんだ」などの少しの刺激が誘因となってぎっくり腰になることが大半です。
疲労が蓄積された筋肉は、少しの刺激が加わるだけで炎症を起こしてしまうので「これくらいでぎっくり腰になるの?」と思われるような動作で受傷してしまいます。

逆に、皆様が想像されているような「重い物を持ち上げた」ことによって受傷する方は意外に少ないです。重たい物を持とうとする時は、腹圧を高めるために息を止めるなど体の準備をしっかりと整えていることが多いので、意外にぎっくり腰は起こりません。

ぎっくり腰は、再発を起こしやすい症状です。このような症状には、複数回に分けて、ハイボルトや矯正を行い、EMSで腰部や腹部のインナーマッスルの強化を行います

② 寝違え

寝違え急激に起こる首の痛みの代表は、疲労の蓄積で発症する寝違え

肩こりや首の違和感などが続いた後に「朝起きたら首が痛く動かせなくなった」という場合が大半です。

これは、疲労の蓄積された筋肉に、就寝中の少しの姿勢などの刺激が加わって炎症が起こり、急激な痛みが発症します。

寝違えもぎっくり腰と同様に、再発することが多く、筋肉に負担が掛かる原因を改善していく必要があります。筋肉に負担が掛かる原因としては、デスクワーク、不良姿勢、猫背、胸筋や腹筋のみの偏った筋トレ(最近結構多い)などが考えられます。

このようの症状には、複数回に分けて、ハイボルト、姿勢矯正EMSによる弱化した筋の筋トレの併用治療を行います

③ 慢性的な痛み

腰痛慢性的な腰痛や肩こり、五十肩、膝の痛みなどに対してもハイボルトは効果的です。

五十肩の方にハイボルトの施術を行い「えっ肩が上がる、痛くない」と施術後の効果にびっくりされていた方や慢性的な肩こりの方が「だいぶましになった。肩のこり感がなく、パソコンができたのは久しぶりだった」というお声をいただいております

慢性的な症状を抱えておられる方にもお勧めです

④ スポーツ障害

突き指肉離れ、ジャンパー膝、オスグッドシュラッター病、シンディングラルセン・ヨハンソン病、シンスプリント、鵞足炎、グロ-インペイン症候群、単純性股関節炎、アキレス腱周囲炎 足底筋膜炎、足関節捻挫、疲労骨折、テニス肘(外側上顆炎)、野球肘(内側上顆炎)、上腕二頭筋長頭腱炎、腱板炎、TFCC損傷、腱鞘炎、突き指などにハイボルトは効果的です。

当院ではトレーナー活動として、スポーツ現場でも施術を行っております。最近では、他のトレーナーさんも現場にハイボルトを持ち込まれている方をお見かけするようになってきました。もともとは、プロのスポーツ選手が治療に導入されていることから一般のスポーツ現場にも普及してきています。

スポーツ疾患は、痛みの原因を正確に推測することが重要となります。当院に多く来院していただいている、陸上選手の方を例にご紹介します。

シンスプリントは、下腿の内側下1/3当たりに痛みが生じる疾患で、ひらめ筋、後脛骨筋、長母趾屈筋、長趾屈筋などの筋肉が原因で発症する骨膜炎といわれております。

最近では、脛骨の疲労骨折との関係も指摘されております。痛みの根本原因としては「足の形状」や「足に合っていない靴の着用」に非常に多く見受けられます。回内足(内側に倒れてしまっている足)の場合は、下腿の内側を走行する筋肉に常に伸長ストレスが掛かるようになります。この状態で1日に、何十キロと走っていると痛みが出ることが容易に推測できます。

当院では、このような方に対しては患部の痛みを取るために、ハイボルトやトリガーポイント鍼灸治療を行います。

症状の原因(回内足)に対しては、インソールや足裏バランス療法、足のアライメント矯正エクササイズなどを行っております。

痛みを取るという観点では、ハイボルトを患部にあてればよいのですが、その痛みの根本原因まで施術を行わないと、スポーツ選手の場合は高確率で再発を起こしてしまいます。

当院では、症状の原因に対する施術を行うことを大切にしております。症状が出ているのは肩や腰であっても、その原因は足にあったり、体の歪みにあったりします。

ハイボルトは患部の痛みを軽減させるために行い、それと同時に症状の原因に対する施術(インソール、足裏バランス療法、背骨・骨盤矯正EMSなど)も行い、症状を根本的に改善していきまます。

⑤ むくみや冷え性(血流が悪い方)

冷え性むくみや冷え性などで悩んでおられる方にもハイボルトは有効です。ハイボルトによって、筋ポンプ作用を促進し、血流の改善が期待できます。

長年むくみの症状を抱えていた方にハイボルトの施術を15回程行った結果「むくみがだいぶましになった。今まで靴下を履くとその痕が必ず付いていたが、今では痕が付かなくなった」と喜びの声をいただいております。

当院のハイボルト治療器の仕様

当院は医療用機器(EU910)を導入しております。

ハイボルト治療器
ハイボルト治療器

超音波と電気刺激を合わせたコンビネーション治療が可能です。疾患部に対し2つの刺激が働きかけることで、効果的な治療の幅が広がり、効率も高めます。超音波は、疼痛の緩解、微小マッサージ作用、筋肉痛および関節痛の軽減が期待できます。電気刺激は、鎮痛及び筋萎縮改善が期待できます。

ハイボルト治療器(超音波治療)
ハイボルト治療器(超音波治療)

超音波治療(ULTRASOUND)は、深部に働く1MHz、浅部に働く3MHz、ミクロマッサージ作用と立体加温の効果があります。

ハイボルト療法(電気刺激治療)
ハイボルト療法(電気刺激治療)

電気刺激治療は、Hi-VoltageモードとMCRモードを搭載し、連続治療が可能となっております。

Hi-Voltageモードは、150Vを超える高電圧を用い、深部への刺激に適し、疼痛(とうつう)の軽減などに用いられます。

MCRモードは、極めて微弱な電気を用い、傷づた組織の修復を早め、損傷部の治癒を促進。神経や筋肉を興奮させないため、筋肉痛の軽減に有効です。

Hi-Voltageモードからスタートし、MCRモードに切り替わる。5種類の連続治療プログラムを搭載しています。

ハイボルトを使った施術の流

  • ご来院(予約の上、ご来院ください)
  • 問診、検査【時間目安:約15分】
  • 症状、治療法の説明【時間目安:約10分】
  • 電気治療(干渉波、低周波)【時間目安:約10分】
  • トリガーポイントマッサージ【時間目安:約20分】
  • ハイボルト治療【時間目安:約5分】

※上記はあくまで一例です。それぞれの患者様の症状に合わせて、最適な治療法をご提案させていただきます。

よくあるご質問

何回くらいで効果が実感できますか?

大丈夫です1回の施術で効果を実感していただく方が多いです。初回の施術で効果を実感していただく方が多いですが、症状にもよりますので、状態を診させていただいたうえで、ご説明させていただきます。

捻挫や肉離れにも効果がありますか?

大丈夫です効果があります。ハイボルトは痛み抑える効果や血行改善効果があるので、損傷部位の痛みの改善や、修復が促進し、スポーツへの早期復帰が期待できます。

即効性はありますか?

大丈夫です即効性が期待できます。当院では、ぎっくり腰の方にハイボルトの施術を行い、痛みがだいぶましになったというお声や五十肩の方にハイボルトの施術を行い、直後に痛みが消失し動かせるようになったという喜びのお声を数多くいただいております。

電気が怖いのですが、大丈夫ですか?

大丈夫です大丈夫です。(大丈夫な方がほとんどです) 
ハイボルトの刺激は、一般の低周波治療機などの電気刺激とは違って、ピリピリとした痛みを感じることはありませんので、ご安心下さい。
どうしても苦手な方は、MCR(微弱電流)という電気を感じないモードもありますので、ご安心下さい。

妊娠中でも大丈夫ですか?

できません妊娠されている方へのハイボルトはお断りしております
妊娠されている方には、マッサージなど他の施術でご対応させていただきます。

施術料金

  • 初診(所要時間約60分)3,400円程度
  • 再診(所要時間約40分)1,600円程度

※ハイボルト施術料金の目安は、1部位:1,000円(治療時間一部位約5分)。
初診時は、初診料が含まれております。施術料金は施術内容により異なる場合がございます。治療法の説明の際に詳細をお伝えいたします。

ご予約

電話予約

ハイボルト療法は、南区本院のみとなります。ご予約は、電話またはネット予約でお願いいたします。
電話予約の方は、施術時間内に(075-662-2303)までご連絡ください。電話がつながらない場合は、お手数ですがつながるまでお掛けなおしください。

ネット予約

※施術日前日の23時まで予約が可能です。施術日当日の施術時間変更、当日予約希望の方は、電話でお問い合わせください。

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